京阪1900系

京阪1900系は、1953年(昭和28年)我が国における初期高性能車の一つとしてとしてデビューした1800系の流れを汲む1956年製造の1810系と、2000系スーパーカーの特急版として1963年の淀屋橋乗り入れに際して製造されたグループからなる。

1810系は、1956年(昭和31年)から製造された2扉転換クロスシートの特急車である。1800系とほぼ同様のスタイルを持つが車体長は18メートルとなり、台車は汽車のKS51・KS56をはく。車内には一部にテレビを備え、扉間には転換クロスシートが並ぶ。1962年に1900系への改造、改番が行われた。新旧番号は次の通りである。

旧番号 新番号 旧番号 新番号 旧番号 新番号

Mc1811

Mc1901

Mc1817

Mc1907

Tc1891

Mc1914

Mc1812

Mc1902

Mc1818

Mc1908

Tc1888

Tc1950

Mc1813

Mc1903

Mc1819

Mc1909

T1885

T1951

Mc1814

Mc1904

Mc1820

Mc1911

T1886

T1952

cMc1815

cMc1905

Tc1889

Mc1910

T1892

T1953

cMc1816

cMc1906

Tc1890

Mc1912

1971年、3000系テレビカーの登場により、15年に及ぶ特急運用に終止符を打ち、3扉化の上一般車に格下げとなった。昇圧工事・冷房化を行い、格下げに際して中間車化された1991号は今日もその勇姿を見ることが出来る。

1900系として新造されたグループは、2000系スーパーカーをベースにした特急車で、1963年の淀屋橋乗り入れに際して製造された。最大の特徴はクロームメッキの大型バンパーで、1810系からの改造車とは大きく異なる。2000系同様の2灯の埋め込み式ヘッドライトを採用したほか、1810系に残っていたウィンドウシルは廃止され、4角にRの付いた800mm幅の窓が並ぶスタイルとなった。室内の転換クロスシートは、151系一等車と同様のエンジに黒と白の縞の入ったモケットを採用、台車はKS70・FS347を履く。
1971年の3000系登場により特急運用から順次撤退、1972年から3扉化の上一般車格下げとなった。残る2扉特急車も1973年の3000系増備により特急定期運用から離脱、3扉化改造を受けることとなったが、1985年には昇圧工事・冷房化を行い、車体更新も併せて行われ車両を大切にする京阪電車ならではの長寿を誇った。2006年春に7割にあたる25両が運用離脱し、44年の長寿を誇った本系列も2編成のみとなったが、あと2年ほどは活躍が見られるとのことである。

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