2004年12月11・12日勝田訓練車

成田臨のハンドル訓練が2004年12月7日、9日、11日の3日間、勝田の485系訓練車を使って成田線(我孫子線)に運転された。5日に尾久に入った訓練車は何と久々に上野駅に姿を現し白昼常磐線を走行、成田を往復し再び上野に戻り夕刻尾久へ帰着するダイヤとなった。
11日は偶々土曜日ということもあり、久々に常磐線を走るボンネット車と上野駅での様子を撮影することが出来た。


12時17分赤スカートヒゲ付きのクハ481-17を先頭に我孫子駅2番線へ制限35q/hで進入してくる姿を380mm相当の超望遠で捕らえる。ヘッドライトは銀縁、運転台窓のHゴムはクレーでかなりオリジナルに近い印象だ。


一気にズームアウトして標準画角で2枚目を撮影、進入速度が遅いのは助かる。台車のグレーがこの画角だと目立つが、4連でも多少は長く見える。


冬の低い日射しをいっぱいに浴びて2番ホームに進入、上り方はシールドビーム改造のクハ481-26、外気導入グリルが片側2ヶ所の異端車でもある。


正調ボンネットの美しい姿。屋根上の塗装がグレーなのが残念である。塗装は非常に綺麗で、グレーのTR69も思いの外似合っている。


上野発11時46分という下り「スーパーひたち23号」の露払い的ダイヤで我孫子まで運転ののち、2分停車で成田へ向かう。折しもあとから来た「スーパーひたち」が大先輩の脇を駆け抜けていった。


成田往復を終えて15時46分、上野駅16番線にしばし体を休めるクハ481-26ほかの訓練車。かつて、「ひばり」「やまばと」「あいづ」などが出入りしていた地平ホーム16番線にボンネット車が入る。美しい艶の塗装と久々に間近で聞くMGの唸りに30年の時が一気に戻ったような錯覚を起こす。


ホーム有効長を3分の2以上残して下り寄りに停車、図らずもかつての「ひばり」の停車位置に赤スカートのクハ481-17が停車する。1982年以前の上野駅を知るものにとってこの光景に勝るものはないと言えよう。ホームの高さで見るボンネットがいかに懐かしい光景かを↓の画像で確認していただければと思う。


32年以上前の1972年7月30日、同じ16番線に停車中のクハ481-109ほかの「ひばり」。100番台先頭車の赤スカート車として、106番とともに話題となった車である。


17番線の「スーパーひたち」との並びが時代を物語るが、何ら引けを取ることのない流線型のボンネットスタイルは居合わせた一般客の注目を集めていた。ホームに散乱する荷物は偶々幣サイトオフ会にご参加いただき、この感動的場面に立ち会われた方々の興奮度合いを物語る。


前日11日の暖かな日和から一転、時折冷たい雨が降る中、3日間に渡る役目を終えた訓練車が常磐線を勝田に向けて戻って行く。
交直セクションを通過ゆっくりと勝田へ向かうクハ481-17+モハ485-61+モヤ484-2+クハ481-26。

2004年12月12日   取手〜藤代


本線を走行する姿のいかに凛々しいことか!博物館での展示では決して味わうことの出来ない感動を2日に渡って味わわせてくれた勝田訓練車にあらためてエールを送る。

2004年12月12日   取手〜藤代

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