小田急3100系からの展望
展望室からの展望は、名鉄7000系の項でも触れたが、鉄道ファンならずとも胸躍る魅力的な存在であることは明白である。
展望席の確保が「早い者勝ち」の名鉄に対して、小田急の場合は指定席であるために、展望席に座れるチャンスは少ないとも言えるが、逆に展望席が指定できれば落ち着いた雰囲気の展望席の旅が約束される。日東紅茶か森永の「走る喫茶室」サービスを受けながら・・・
1974年7月12日、小田原から上り「第24はこね」で新宿へ向かった。
平面ガラスで構成された名鉄7000系に対し、優雅な曲面ガラスで構成されたNSE3100系からの展望をお楽しみいただこう。
小田原駅を発車、引上線に今までの小田急の顔を大きく変えた9000系デハ9310ほかが憩う。右にはグローブベンチレーターも懐かしい国鉄111系の姿も見える。

小田原を出てすぐに先輩格SSE3000系「さがみ」とすれちがう。前方に見えるホームは足柄駅であろうか?

高架工事中の本厚木付近でクハ2476ほかの2400系とすれ違う。この4年後に営団地下鉄千代田線との相互乗り入れが開始され、本厚木まで営団6000系が乗り入れるようになった。

海老名駅手前でデハ9702ほかとすれ違う。今ではこの辺りも随分変わってしまっただろう。この9000系すらもう過去帳入りしてしまった。

デ二1302+デニ1001の配送電車とすれ違う。先頭は生え抜きHB車の改造、後ろは元帝都電鉄の車体に載せ替えた車である。

NSE3100系「はこね」同士のすれ違い。低い重心とスピード感のある車体が印象的である。

1974年6月に開業した多摩線の分岐、新百合ヶ丘手前。本線をオーバークロスするのが多摩線である。

3面6線の大規模な駅が田園の中に忽然と現れた印象の新百合ヶ丘に進入する。

経堂駅を通過、いよいよあと少しでターミナル新宿。
